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2021年4月12日

がん遺伝子パネル検査(リキッドバイオプシー)導入のお知らせ

がんゲノム医療は早期治療につながる?
リキッドバイオプシーで何ができる?

リキッドバイオプシーとは?

"リキッド"と"バイオプシー"という2つの単語で構成されています。
日常のがん診断において、がん細胞を調べるという過程があり、一般的には腫瘍組織をとって(検体採取)、顕微鏡でみて、がん細胞があれば、がんと診断(病理診断)されます。一部の患者様は、採取した検体を、がんゲノム医療や先進医療を行うための遺伝子パネル検査にも用いることもあります。
リキッドバイオプシーとは "血液や体液を採取して得た腫瘍検体の解析"を意味します。代表的なのが血液の解析ですが、実は検体は血液にかぎりません。喀痰、尿、便、食道擦過液、脳脊髄液、子宮頸部細胞といったさまざまな体液を用いた解析も行われており、これらの腫瘍検体を用いた解析もリキッドバイオプシーに分類されます。

血中に放出される"がんの痕跡"を探す

がん細胞が壊れると、血中に、さまざまながんの痕跡が放出されます。また、組織から離れたがん細胞そのものが血中を流れていることもあり、これは血中循環腫瘍細胞、英語でCTC(Circulating tumor cell)と呼ばれています。
細胞が壊れてDNAが流れ出していれば、血中循環腫瘍DNA(Circulating tumor DNA:ctDNA)、RNAであれば血中循環腫瘍RNA(Circulating tumor RNA:ctRNA)と呼ばれます。また、エクソソーム(細胞外小胞)という、がん由来の蛋白やDNA、RNAなどを取り込んだものも流れていて、がんの痕跡として、世界で幅広く研究や実用化が進められています。

がん遺伝子パネル検査:Guardant360

Guardant360は、米国 Guardant Health 社が開発した高感度な遺伝子解析技術 Guardant360(R)アッセイを用いて関連した 74の 遺伝子を調べます。血液のみで検査が可能でおよそ3~4週間後に検査結果と詳細なレポートが報告されます。 Guardant 360は、2020年8月20日に米国食品医薬品局(FDA)で承認され、日本では2021年2月に全血検体を用いた固形がんの包括的ゲノムプロファイル検査として、「Guardant360 CDx(海外製品名)」が厚生労働省に製造販売承認申請されたところです。 当クリニックでは、2021年4月より、がん遺伝子パネル検査としてGuardant360(血液のみで可能)を導入いたしました。この検査を治療前後で実施することで治療効果についての定量的な評価が可能となります。

ガーダントヘルスジャパンについて

ガーダントヘルスジャパンは、Guardant Health, Inc.が開発した、液体生検からがん遺伝子異常を検出する革新的な技術の国内における研究開発に取り組み、がんゲノム医療に貢献しています。

ガーダントヘルスジャパン株式会社(英語表記:Guardant Health Japan Corp.)
代表取締役 シムランジット・シン、塚田アンドレアス信一
設立 2018年6月26日本社 東京都港区東新橋一丁目9番2号

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