2010年12月21日 « トップへ » 2011年1月12日

2011年1月11日

症例報告

各症例について、詳しくはクリニック(0120-088-772)にお問い合わせください。

樹状細胞とは?

樹状細胞ワクチン療法樹状(じゅじょう)細胞とは、体内にもともと存在している、
枝のような突起(樹状突起)を持つ細胞です。
つい最近まで、どのような役割を持った細胞なのか
分かっていませんでしたが、実は「がんに対する免疫の要(かなめ)」として、
次のような非常に重要な働きを普段から担っている
免疫細胞であることが分かってきました。

①からだの中にいるがん細胞を見つけ出し、
②がん細胞の目印(抗原)を正確に認識し、
③認識した情報を、周りにいるリンパ球を中心とした免疫細胞に知らせ、
がん細胞を攻撃するよう命令を出す、
というものです。

樹状細胞は、がんの目印を最初に体内で認識し、その情報を免疫細胞であるリンパ球に伝える役割を担っています。
樹状細胞の元となる細胞(単球)を体外にとりだし、樹状細胞へ育て、この樹状細胞に「がんの目印」をあらかじめ認識させておいて、これをワクチンとして注射して再び体内に戻すという治療法が注目されてきました。
これが、当クリニックが専門とする樹状細胞を用いたがんワクチン療法"樹状細胞ワクチン療法″です。

樹状細胞ワクチン療法の特長

特長1:がんだけを狙い撃ち
樹状細胞ワクチン療法は、最先端の特異的がん免疫療法として、患者さまのがん細胞だけを"狙い撃ち"する免疫を強力にします。

特長2:長い間、がんを狙い撃つ免疫力が持続
樹状細胞ワクチン療法は"ワクチン"という名前の通り、患者さまのがんだけを狙い撃ちすることができる免疫力を体に"記憶させ"、長い間それを持続させることを目的としています。
すなわち、目的とするがんに対する免疫力が記憶されている間(*)は、他のがん免疫療法のように延々と治療を継続する必要がないと考えられています。
(*)この期間には個人差があります

特長3:自分の細胞を用いているため、副作用の心配が少ない
樹状細胞ワクチン療法のワクチンは、患者さまの細胞を使って作るため、患者さまオリジナルの
ものになります。
患者さまに生まれつき備わっている免疫の力を引き出し、患者さま個々のがん細胞だけを"狙い撃ち"する治療であることから、抗がん剤のように体内の正常細胞まで攻撃してしまうことに
よる吐き気、下痢、脱毛などといった重い副作用は生じません。

樹状細胞ワクチン療法は約2~3週間に1回のペースで、計5~7回皮膚へ注射して
いきますが、ワクチン作製から投与まで全て外来通院で治療可能で、入院の必要はありません。

特長4:転移しているがんにも有効
樹状細胞の働きによりがんの目印を覚えたリンパ球は、からだの中をめぐってがん細胞を攻撃します。
そのため、転移しているがん細胞も攻撃することができます。

特長5:多くの臨床研究に基づく、エビデンスのある治療

多くの臨床研究に基づく、エビデンスのある治療樹状細胞ワクチン療法は、21世紀以降、国内および海外における数多くの臨床研究により、その有用性が実証されつつある治療法です。
今、樹状細胞ワクチン療法は第4のがん治療として世界の注目を集めています。我が国でも、樹状細胞ワクチン療法の研究がされており、この中心となった東京大学医科学研究所附属病院での臨床試験の結果、肝臓や肺、脳、腎臓など全身に転移を認め、手術や抗がん剤では手に負えなくなった状態の進行がん患者さま(悪性黒色腫(メラノーマ)、甲状腺がんが対象)の約3割において、がんの縮小や長期にわたって進行が止まったことが確認されています(*)。
この研究はその後、信州大学や東京慈恵会医科大学、慶応大学を始め国内のいくつかの大学において、現在も引き継がれています。
(*)Nagayama H. Melanoma Reseach. 2003
Kuwabara K. Thyroid. 2007

樹状細胞ワクチン療法は、これまで国内外において、ほぼすべての種類のがんに対して、
それぞれ数十名程度を対象とした、数多くの臨床試験が行われており、その有用性が着実に確認されつつあります。

このような流れの中、2010年に米国で行われた大規模な無作為化比較臨床試験(RCT:最もエビデンスレベルが高い臨床研究)の結果が報告され、ホルモン不応性の進行前立腺がんの患者さまに対する明らかな延命効果が証明されたことをうけて、米国で樹状細胞を用いたがんワクチンが認可されました(**)。

(**)Philip W. New England Journal of Medicine 2010

これらの特長に加え、仙台駅前アエルクリニックならではの樹状細胞ワクチン療法の特長として、さらに次の2点が挙げられます。

特長6:がん抗原として用いる優先度で高いと評価された人工抗原「WT1がん抗原」を用いた樹状細胞ワクチン療法が提供可能

実際に樹状細胞ワクチン療法を受ける場合に、どの「がんの目印(抗原)」を用いるかが特に重要です。
「がんの目印」に関して、専門家による優先度の評価が行われていますが、がん抗原の一つ「WT1(ダブルティーワン)」は、数あるがん抗原の中で高い評価を受けています(***)。

(***)Cheeve MA. Clinical Cancer Research 2009

特長7:仙台駅前アエルクリニックの細胞培養技術の高さ

高品質な樹状細胞を大量に培養するには高度な技術が必要です。独自技術で研究開発された高度な細胞培養技術に基づき、高品質・多量の細胞を培養することが可能です。細胞は安全性の高い細胞加工施設(CPC)で培養しています。

特異的がん免疫療法 "樹状細胞ワクチン療法" のしくみ

樹状細胞ワクチン療法のしくみ(1)樹状細胞の元になる単球を血液からたくさんとり出して、樹状細胞へ育てます。
(2)育てられた樹状細胞に手術でとり出したがん組織や、人工的に作られたがんの目印を与えます。
(3)樹状細胞ががんの目印を手に入れると、リンパ球にがんの目印を教えることができる、一人前の司令官になります。
(4)司令官に育ったたくさんの樹状細胞が入った「樹状細胞ワクチン」を注射します。そして、からだの中にがんの目印を手に入れた樹状細胞を増やします。
(5)注射された樹状細胞は、からだの中で司令官として、リンパ球にがんの印を教え、がん細胞を攻撃するように指示を出します。
(6)がんの目印を覚えたリンパ球はからだの中をめぐって、がん細胞だけを攻撃します。

これまでに患者さまをご紹介いただいた医療機関

<大学病院・全国がんセンター>
・関東中央病院
・国立国際医療センター
・東京都立駒込病院
・徳島県立中央病院
・金沢医科大学病院
・北里大学病院
・慶應義塾大学病院
・順天堂大学附属病院
・帝京大学附属病院
・東京大学医学部附属病院
・東京大学歯科学研究所附属病院
・青山大学附属病院日本大学病院
・日本歯科大学病院
・愛知県がんセンター
・国立がんセンター東病院
・千葉県立がんセンター
・香川県立中央病院
・国立長野病院
・東京都立墨東病院
・山形県立中央病院
・金沢大学医学部附属病院
・京都府立医科大学附属病院
・高知大学医学部附属病院
・昭和大学附属病院
・東海大学附属病院
・東京歯科大学病院
・徳島大学附属病院
・名古屋市立大学医学部附属病院
・山梨大学附属病院
・神奈川県立がんセンター
・四国がんセンター
・栃木県立がんセンター
・公立昭和病院
・虎ノ門病院
・東京都立広尾病院
・愛媛大学附属病院
・関西医科大学附属病院
・杏林大学病院
・自治医療大学附属病院
・聖マリアンナ医科大学附属病院
・東京歯科大学病院
・東京慈恵会医科大学附属病院
・千葉大学医学部附属病院
・名古屋大学医学部附属病院
・横浜市立大学病院
・群馬県立がんセンター
・静岡がんセンター
・新潟県立がんセンター

他多数

<その他中核病院など>
・板橋中央総合病院
・済生会中央病院
・東芝病院
・日本赤十字医療センター
・三井記念病院
・大阪労災病院
・聖路加国際病院
・千葉西総合病院
・姫路赤十字病院
・横浜労災病院
・がん研有明病院
・東京警察病院病院
・同愛記念病院
・松江赤十字病院

他多数

樹状細胞ワクチン療法技術提携

テラ株式会社

多くのがんに対応できる「WT1がん抗原」

がん治療への優先度が高いと米国癌研究会議(AACR)に評価されたがん抗原「WT1がん抗原」を用いた樹状細胞ワクチン療法が可能

これまでに数多くの"がん抗原"が発見されていますが、「WT1」は、がん治療への優先度が高いと評価されたがん抗原です。
すなわち「WT1は、がん免疫療法に優先的に使用されるべきがん抗原である」ことが分かっています。

がん免疫療法「樹状細胞ワクチン療法」を進化させる「WT1がん抗原」

樹状細胞ワクチン療法は、まず樹状細胞ががんの目印(抗原)を認識し樹状細胞がその目印をリンパ球に教育する(覚え込ませる)ことで、リンパ球ががん細胞を狙い撃つ、という治療法です。

この療法で用いられるがん抗原として、"ご自身のがん組織(自己がん組織)"が挙げられます。
しかし、過去に手術を終えてしまった場合や病状の進行によって手術ができない場合等で自己がん組織を確保することができない場合、人工抗原(人工的につくられたがん抗原)の使用が検討されます。

ここで大切な事は、様々な種類がある人工抗原とがんの目印とが合致する事です。
多くの人工抗原の場合、がんの種類毎に合致するものが限られてしまいます。

しかし、WT1がん抗原はほぼ全ての固形がん・血液がんに高い割合で存在することから、多くのがんで目印として用いることが可能です。
これにより、WT1がん抗原を樹状細胞ワクチン療法に用いることで、自己がん組織の確保が困難な多くの患者さまも含め、多くのがん患者さまに対し、樹状細胞ワクチン療法を提供することが可能となりました。

各がん種におけるWT1の発現率

樹状細胞ワクチン療法の流れ

流れ1. 医療相談
まず始めに、樹状細胞ワクチン療法について医師から詳しく説明します。さらに患者さまのご容体に合わせた治療方針を相談します。

※医療相談は完全予約制となりますので、☎0120-088-772 までお問い合わせください。

<ご準備いただきたい書類・資料など>
※下記の資料が準備できていなくても、医療相談はいつでも可能です。
1) 紹介状(診療情報提供書)※主治医の先生に書いて頂くもの
2) 血液データ(主治医の先生から最新のものをお借りしてください)
3) 画像フィルム等(主治医の先生から最新のものをお借りしてください)
4) 服用中のお薬の内容

下へ

流れ2. 治療前の検査
樹状細胞ワクチン療法を受けられるかどうか、血液検査、画像検査などをもとに判断します。なお、血液検査の結果が出るまでに約1週間かかります。

下へ

流れ3.アフェレーシス(成分採血)
樹状細胞のもとになる、白血球の一部である"単球"という細胞を大量に取り出すために、成分採血を行います。アフェレーシス(成分採血)という方法で行い、2~3時間かけて血液の中の単球を含む必要な成分だけを取り出し、それ以外は体内に戻します。

下へ

4. 樹状細胞ワクチンの作製
アフェレーシスで取り出した単球は、厳重に管理されたクリーンルーム(細胞加工施設)で培養されます。単球を樹状細胞に育て、人工抗原やがん組織を与えることで、がんの目印を認識した、成熟した樹状細胞に育てます。
樹状細胞ワクチンを作るには、出来あがったワクチンの品質検査も含めて約3週間かかります。

下へ

流れ5. 樹状細胞ワクチンの投与
樹状細胞ワクチンを、2~3週間に1回のペースで注射により投与します。5~7回の注射が1セットとなり、1セットの治療期間は約3~4ヵ月です。
※局所樹状細胞ワクチン療法の場合は4回で1セットとなります。


具体的な治療の流れ

下へ

6. 治療効果の評価
1セットの治療終了後に、血液検査、画像検査、免疫機能検査などを行い、治療効果を評価します。それらをもとに、今後の治療方針を患者さまと医師で相談します。

外観

外観こちらのビルの2階が仙台駅前アエルクリニックです。
駐車場(2台)をご用意しておりますので、必要の際はお声掛けください。

プライベートがんバンク

プライベートがんバンクとは「患者さまのがん治療のために、患者さまご自身のがん組織を保管するサービス」です。

がん組織の価値
これまで手術で切除されたがん組織は、検査をしたあとに破棄されていました。
不要と考えられていたがん組織が、近年バイオテクノロジーの進歩で新しいがんの治療や診断に利用できることが明らかになってきました。あなたのがん組織を保管しておくことで、将来あなたのがん治療に応用することができるのです。

自己がん組織樹状細胞ワクチン療法に利用
保管しておいたがん組織をあなたのがんそのものに反応するオーダーメイドのがんワクチンに利用します。

患者さまよりお預かりした自己がん組織を患者さまの樹状細胞に食べさせます。その樹状細胞を大量に体の中に戻すと、樹状細胞はさまざまな免疫細胞にがんを総攻撃するように指令を出します。

保管するにあたって
まずは当クリニックにご相談ください。保管にあたっての手続きなどをご説明いたします。
※保管には主治医の了承が必要となります。

保管費用について
がん組織の保管費は初年度無料です。
がん組織は不要であれば1年後に廃棄しますが、保管期間の延長も可能です。

※検査の結果、がん組織の汚染が判明すると保管できない場合もあります。
※仙台駅前アエルクリニックのスタッフが、がん組織の受取・運搬を行う場合、別途費用がかかります。

受付

受付

受付は常に明るい雰囲気を心がけております。患者さまをサポートするメディカルコンシェルジュが親切に対応しますのでご安心ください。

診察室

院長室

仙台駅前アエルクリニックは患者さまやご家族とのコミュニケーションをとても大切に考えております。がん治療に関わらず、病院に通って多くの患者さまが感じるのは「医師や看護師があまり話を聞いてくれない」「疑問に思うことがあっても"こんなことを聞いていいのだろうか?"と遠慮して言い出すことができない」ということだと思います。

せっかく良い治療を行っていても、疑問や不安があっては効果が半減してしまいます。

私たちは初めてお会いする患者さまならびご家族と同じ目線で、同じ気持ちを共有できるように心がけております。

処置室

診察室

成分採血(アフェレーシス)などを行う、プライバシーが守られたお部屋です。

アフェレーシスは時間がかかりますのでテレビ鑑賞、DVD観賞ができるようになっています。患者さまのお好きなDVDをお持ちください。もちろんご家族の方もの付き添いも可能です。

クリーンルーム(CPC:Cell Processing Center_細胞加工施設)

CPC

仙台駅前アエルクリニックでは患者さまに安心して治療を受けていただけるように、高い品質と安全性を保つことができる最新設備のクリーンルームで細胞培養を行っています。

仙台駅前アエルクリニックでは高品質な免疫細胞を患者さまにご提供するために、GMP*(Good anufacturing Practice)グレードの厳格な施設にて細胞培養を行っています。下記に示すようなシステムを構築することによって限りなく0%に近い確率まで汚染のリスクを低減させることが可能になります。

施設管理体制

クリーンルーム(細胞加工施設)設計
入り口から細胞培養を行う部屋に到達するまで、段階的にクリーン度の高い部屋(8室に分かれています)を設置し、外気や人の体に付着する微生物やチリなどの微粒子が培養スペースに入ってこない施設設計をしています。

また、壁はクリーン度を保つため、クリーンパネルと呼ばれる腐食や劣化に強い特殊な素材を使用しています。

空調・室圧設備
クリーンルーム(細胞加工施設)内の部屋は24時間、部屋ごとに温度・湿度・室圧がコントロールされ、高度なクリーン環境を保っています。

また、部屋に供給される空気は高性能なフィルターにより浄化され、外気に含まれる微生物やチリなどの微粒子をほとんど除去しています。室圧は個々の部屋がそれぞれ異なる気圧が設定されており、圧格差によって外気から微粒子が流入することを防いでいます。

動線設計
人や物が建物内を移動する経路を導線といいます。仙台駅前アエルクリニックでは人と免疫細胞の導線がそれぞれ決まった経路をたどるように設計をしています。
例えば、一度クリーン度の低い部屋に移動したら、そこよりクリーン度の高い部屋には戻ることができないというように、ワンウェイ(一方向)の導線を義務付けています。

品質管理体制

免疫細胞の最終産物がきちんと目的の細胞になっているかどうかを、細胞の表面の特徴を調べることによって確認しています。また、その最終産物が微生物に汚染されていないかも確認してはじめて患者さまの体に戻す細胞ができあがります。

がん免疫療法(樹状細胞ワクチン療法)

日本人の死亡原因の第一位は「がん(悪性腫瘍)」です。私たちの体内では1日に約5000個の細胞が"がん化"しており、この脅威に常にさらされていますが、皆ががんになるわけではありません。
これは、私たちの身体に生まれつき備わっている免疫力によって、がん細胞を排除する仕組みがきちんと働いているからです。

詳しくはこちら

樹状細胞とは

樹状(じゅじょう)細胞とは、体内にもともと存在している、枝のような突起(樹状突起)を持つ細胞です。
つい最近まで、どのような役割を持った細胞なのか分かっていませんでしたが、実はこの樹状細胞は「がんに対する免疫の要(かなめ)」として、次のような非常に重要な働きを普段から担っている免疫細胞であることが分かってきました。

詳しくはこちら

WT1

WT1は、がんの人工抗原の一つで、ほぼ全てのがん(白血病等の血液がんも含む)に高い割合で存在します。
そのため、樹状細胞ワクチン療法にこのWT1を用いることによって、より多くのがん患者さまに対して樹状細胞ワクチン療法を提供できるようになりました。

詳しくはこちら

がん免疫療法

がん免疫療法がん免疫に関する研究の進歩によって、患者さまの体内ではがん細胞を排除するための免疫の仕組みが上手く機能しなくなっていることが明らかになってきました(*)。
(*)Dunn GP, et al. Nature Immunology 2002;3: 991-8.

この理由は、身体の免疫細胞ががん細胞をきちんと認識できないために、がん細胞を正しく攻撃できないことが原因だと分かってきています。

以前はこれを解決する手段がなかったために、がん細胞だけでなく正常な細胞にも区別なく攻撃してしまう抗がん剤などを用いて、すべての細胞を攻撃する方法しかありませんでした。

しかし、21世紀に入り「いかにして正常細胞には影響なく、がん細胞だけを攻撃できるようにするか」というアプローチがようやく医療の現場で実現可能になってきました。

近年話題になっている"がんワクチン"は、ウイルス独自の目印を注射するインフルエンザワクチンのように、「がん細胞独自の目印」を注射することによって、体内の免疫細胞ががん細胞だけを正しく認識できるようにするための治療法として開発されました。

このように、がん細胞だけに作用する免疫療法を、総称して「特異的がん免疫療法」と呼びます。
さらに最新の抗がん剤である「分子標的治療薬」もがん細胞に特異的な目印に対して作用する「特異的がん免疫療法」の一つとして、研究開発が進んでいます。

樹状細胞ワクチン療法

がん免疫療法2当クリニックが専門とする"樹状細胞ワクチン療法″は、この特異的がん免疫療法の一つである"がんワクチン療法"に、さらに自己の免疫細胞を用いることによってより確実にがん細胞に作用するよう進化させた「最先端の特異的がん免疫療法」として、世界中で研究が行われています。

そして2010年、前立腺がんに対する樹状細胞ワクチン療法による延命効果が明確に証明され(**)、樹状細胞ワクチン療法が米国で認可されました。
(**)Philip W, et al. N Engl J Med 2010; 363:411-422.

このように、最先端の特異的がん免疫療法「樹状細胞ワクチン療法」は、第4のがん治療としてのエビデンス確立に向け、より新しい時代に入っているといえます。

樹状細胞ワクチン療法は、正常細胞に影響なく、がん細胞だけに特異的に作用することに加え、さらに自分自身の免疫細胞を用いてワクチンを作ることから、従来の抗がん剤のような重い副作用の心配がなく、QOL(生活の質)を維持しながらがん治療を行うことができるという特徴が挙げられます。

診察時間・ご相談について


2010年12月21日 « トップへ » 2011年1月12日


文字サイズを変更する