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がん免疫療法

がん免疫療法がん免疫に関する研究の進歩によって、患者さまの体内ではがん細胞を排除するための免疫の仕組みが上手く機能しなくなっていることが明らかになってきました(*)。
(*)Dunn GP, et al. Nature Immunology 2002;3: 991-8.

この理由は、身体の免疫細胞ががん細胞をきちんと認識できないために、がん細胞を正しく攻撃できないことが原因だと分かってきています。

以前はこれを解決する手段がなかったために、がん細胞だけでなく正常な細胞にも区別なく攻撃してしまう抗がん剤などを用いて、すべての細胞を攻撃する方法しかありませんでした。

しかし、21世紀に入り「いかにして正常細胞には影響なく、がん細胞だけを攻撃できるようにするか」というアプローチがようやく医療の現場で実現可能になってきました。

近年話題になっている"がんワクチン"は、ウイルス独自の目印を注射するインフルエンザワクチンのように、「がん細胞独自の目印」を注射することによって、体内の免疫細胞ががん細胞だけを正しく認識できるようにするための治療法として開発されました。

このように、がん細胞だけに作用する免疫療法を、総称して「特異的がん免疫療法」と呼びます。
さらに最新の抗がん剤である「分子標的治療薬」もがん細胞に特異的な目印に対して作用する「特異的がん免疫療法」の一つとして、研究開発が進んでいます。

樹状細胞ワクチン療法

がん免疫療法2当クリニックが専門とする"樹状細胞ワクチン療法″は、この特異的がん免疫療法の一つである"がんワクチン療法"に、さらに自己の免疫細胞を用いることによってより確実にがん細胞に作用するよう進化させた「最先端の特異的がん免疫療法」として、世界中で研究が行われています。

そして2010年、前立腺がんに対する樹状細胞ワクチン療法による延命効果が明確に証明され(**)、樹状細胞ワクチン療法が米国で認可されました。
(**)Philip W, et al. N Engl J Med 2010; 363:411-422.

このように、最先端の特異的がん免疫療法「樹状細胞ワクチン療法」は、第4のがん治療としてのエビデンス確立に向け、より新しい時代に入っているといえます。

樹状細胞ワクチン療法は、正常細胞に影響なく、がん細胞だけに特異的に作用することに加え、さらに自分自身の免疫細胞を用いてワクチンを作ることから、従来の抗がん剤のような重い副作用の心配がなく、QOL(生活の質)を維持しながらがん治療を行うことができるという特徴が挙げられます。

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